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尾形丈人
尾形丈人

作成日時:2018年10月15日

更新日時:2018年10月15日

私が社会科で100点とり続けたNIEという新聞学習方法

小学生時代、私は社会科の勉強(家での復習や予習)をせずに100点をとることがよくありました。その方法とは、新聞学習(NIE)です。

私が社会科で100点とり続けたNIEという新聞学習方法

復習しないで満点は無理でしょ?

普通、学力を上げるためには、家での復習が必要です。

授業を聞いているだけで高得点がとれるほど、テストは甘くありません。

人間はすぐに復習し、それを何回か繰り返していないと、すぐに忘れてしまう生き物だからです。

ですから、通常は「おうちで復習をしましょう」という話になるわけですが、今回は、家での復習や予習をしなくとも、社会科で100点取る方法をご紹介します。

その方法とは、新聞学習(NIE)です。

新聞学習(NIE)とは?

新聞学習とは、新聞の記事を使用した学習方法(NIE)です。

NIEは、Newspaper in Educationの略で、時々、紙面にも出てくる単語です。

このサイトでは「新聞学習」という日本語の方がわかりやすいだろうと思ったため、この単語を主に用いていきます。

さて、この学習方法には色々なものがありますが、今回は、私がテスト勉強にすら直結した学習方法をご紹介します。

また、他のページでも他の新聞学習法を紹介しているので、参考にしてみてください。

私が勉強せずに社会科で100点とった方法

私が勉強せずに社会科で100点とった方法ですが、まずは興味分野を見つけます。次に、その興味分野をどのような視点で見ているのかを理解します。そして、その業界に関する政治的・経済的話題を独自の視点で考えます。その際、論点整理を行い、他者の考えに耳を傾ける作業もします。また、当然、分からない単語や漢字は、自分で調べます。保護者や教員は、解説してあげたり、教材を与えます。

こどもは必然的に、他の分野にも興味を示すので、この作業を繰り返します。

これによって、私は家で復習をしなくとも、社会科の政治や経済問題であれば、100点をとれるようになりました。

当然ですね、小学生が一般紙を読み込んでいたのですから。テストも一番に終え、結果も満点になるわけです。

以下に、詳細に解説したいと思います。

(1)興味分野と視点の発見

まずは一般紙を用意します。

正直なところ、国際政治・国際経済に強い全国紙をおススメしますが、定期購読していない場合には駅の売店などで買ってきてください。また、小学校低学年や社会科の学力が極端に低い子の場合は、スポーツ紙やこども新聞などでも構いません。

買ってきたら、好きな記事、興味のある記事を選ばせます。

ここで、4コマ漫画やスポーツ面、番組表などを指しても怒らないでください。

興味のある記事(紙面)のどこに興味があるのかを多角的に考えてみます。

例えば、野球選手が活躍したスポーツ記事を選んだとしましょう。

その場合、選手自身の視点、選手を育てる監督・コーチの視点、選手をサポートする球団職員や球場を管理する人の視点、選手を応援するファンの視点、選手を管理する球団の経営者の視点、球団を統括するリーグやコミッショナーの視点のどの視点に興味があるのか。興味を示したら、その人の日常や業務内容を理解させ、野球界に関する社会的な話題や経済的な話題で(論点整理を行った上で)話し合ってみます。

大切なのは、自分の興味分野を広げさせ、そこに社会的な話題や経済的な話題があることを理解させることです。

スポーツだろうが漫画だろうが、政治や経済に関連の無い業界は存在しません。

とにかく、興味分野を理解させることが第一です。

新聞を読めば自動的に野球に関連した記事に反応するようになりますので、これが新聞を読んだりする習慣や政治の無関心を防ぐ突破口になります。

また、どういった視点で物事を見ているのか理解すると、情報処理や他の分野への理解も早くなる効果があるため重要です。

(2)自己学習と論点整理

興味分野を発見し、自己の視点を認識したら、次に各業界が抱える政治的・経済的問題を考えていきます。

もう時事問題に抵抗のない子は、紙面構成が大きい社会的関心事項に取り組ませても良いでしょう。

そうして関心のある時事問題に直面すると、さすがに難しくて頭の中が混乱します。

そこでわからない漢字や用語を調べるわけですが、ここではその子の学習成熟度に応じて保護者や教員は介入していきましょう。

原則としては、辞書や解説書を渡すかインターネットや図書館で調べさせるかして、自分で学習させます。

そして、どうしてもわからない場合に限り、教えてあげるということで良いと思いますが、当然これはその子の成熟度に応じて微調整してください。

次に、記事を理解したら、論点整理を行います。

ノートなどに論点を書き出してみましょう。

ここでは安易にジャッジせずに、対立する双方の意見や新しい意見などを教えてあげましょう。

大切なのは、メディアや他人の意見に流されずに、多様な意見を咀嚼して、自分なりの意見を持つという一連の頭の中での作業、すなわち情報リテラシーあるいはメディアリテラシーをどう育むかです。

ここで保護者や教員が特定の意見を押し付けては、子どもの考察力が育ちませんので、我慢してください。

(3)興味分野を広げる

(1)と(2)をもって、私の新聞学習法としますが、もっと大切なのはこの作業をあらゆる分野に適用することです。

先の事例のように、野球に興味のある子がいるとします。野球業界の政治的・経済的話題に触れ、自己学習と論点整理を行った後、「野球界が行う木製バットの素材となる木々の森林保護活動」というニュースがあることに気づいたとしましょう。そうしたら、深掘りさせます。

まずは野球界の環境保護。それを理解したらその他の分野での環境保護施策や政策、環境保護に関する社会問題…と、野球をきっかけに環境保護問題に切り込む形です。

この興味分野の広がり方やスピードは、その子によって違いますから、温かく見守る必要があります。

他の分野との関連性に気づいたり、学習し始めたら、それだけでも褒めてあげてください。

自己学習に喜びを見出し、自己学習の習慣が身につきますから。

新聞学習(NIE)のデメリット

ここまで、散々メリットを述べてきましたが、私のやり方であれ、他のやり方であれ、新聞学習にはデメリットもあります。それは、非効率的で受験勉強には向かないということです。

通常の受験勉強では、限られた時間で幅広い出題範囲に対応しなければならないため、効率が求められます。

出題範囲を明確に理解し、出題傾向の高い問題を重点的に解く…これらは、受験勉強の王道です。

ところが新聞学習のほうは、自分の興味分野を手当たり次第、地道に理解していく作業ですから、非効率的です。

社会常識だとか、教養・考察力は身についたとしても、受験勉強においては邪道になるのです。

そのため私は、小学生までは新聞学習を。中学生以降は受験勉強をさせるのが現実的ではないか、と思います。

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