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尾形丈人
尾形丈人

作成日時:2018年10月15日

更新日時:2018年10月15日

記者は貴社のホームページをチェックします

プレスリリースを受け取った記者が初めにやることは、ホームページのチェックだそうです。そのため、どのようなWebサイトであれば良いのかが問われます。

記者は貴社のホームページをチェックします

広報業界の歴史

今や当たり前のようにあるPRノウハウの本ですが、始まりは2002年でした。

その頃に、広報やプレスリリースのノウハウ本が書店に並び始めたのです。

翌年以降には、プレスリリース配信サービスもネット上で増え始めました。

すると、ノウハウ本を参考にしてプレスリリースを作り、配信サービスを利用してプレスリリースを配信する企業や団体などが増えてきました。

この頃から知る人ぞ知る広報業界のプレスリリースの存在が、一般的になったのです。

そのため、マスメディア側もプレスリリースの増加に対応すべく、専用のFAX回線を敷くなどの対応に追われたそうです。

質の悪いプレスリリースの増加

しかし、「無料でマスコミに宣伝してもらえる!」という謳い文句に惹かれたのでしょうか、書籍の趣旨をも理解していない、ただの宣伝になっている質の悪いプレスリリースが増えてきました。

そのため、「我々(マスメディア側)は迷惑している」と不満を漏らす関係者もいたそうです。

それは今日でも続いており、「ただの宣伝リリース」の他、「怪しげなリリース」や「常識をわきまえていないリリース」など、記者にとってプレスリリースは昔ほど重要な情報源ではなくなりました。

そして、信用性が低下したが故にホームページなどを事前に確認してから取材をするなどの防御策がとられるようになりました。よりいっそう人間関係のつながりを重視するようにもなりました。

このようにして、マスメディア側は内向きな傾向になってしまったのです。

まずはホームページの確認

プレスリリースを受け取った記者は、ネット検索をかけ、ホームページを確認する経緯は言った通りです。取材先の下調べと信用調査を兼ねて行うということでしょう。

ネット検索やホームページを見ることによって、本当に信用して良いのかの判断材料の一つにするみたいですね。

では、どういったホームページ作りをしておけば良いのでしょうか?

広報の視点から見たホームページ制作

(1)検索ボリューム及び上位表示

まず、検索の段階ですが、広報活動で使用しているメインキーワード(社名や個人名、商品名、ブランド名など)を入力した際に、検索結果の件数が多ければ、「おっ、結構、有名なんだな」と思ってもらえます。

そして、その検索結果で上位表示されれば、「この分野で著名なんだな」と認識され、ある程度の信用を掴むことができます。

(2)3R情報の掲載

3R情報とは、CSR・IR・PRを指します。

CSRは企業の社会的責任を言い、社会貢献や法令遵守の精神に基づく活動や方針をホームページ内で表明・掲載することが大切です。

もし、こういった情報がホームページに掲載されていれば、記者の方ならずとも安心しますよね。

ただ、どうも大それた気がしますから、中小企業の場合は、躊躇してしまうかもしれません。

そういった場合は、企業理念や社長の挨拶文の中で、地域社会や従業員、取引先、法令遵守への想いを記載しておくだけでも違うと思います。

次に、IR(Investor Relations)ですが、これは財務状況の情報提供活動を言います。

株主や投資家を意識していない会社の場合は必要ないと思われがちですが、事業や会社を広報する場合に、記者の方から「売上高」や「粗利」などの財務状況を聞かれる場合があります。

場合によっては、その質問に答えられないだけで、記事化がボツになるケースもありますから、あながち、小さな会社だからといって、無関係だとは言い切れません。

最後にPRは、もちろん広報活動のことです。

基本的には、プレスリリースが掲載されていればそれで良いです。

なお、小さな会社の場合は、プレスリリースを頻繁に配信しないと思いますので、そういった場合には、一般ユーザー向けのお知らせ欄に一緒に掲載すれば良いと思います。

(3)人柄が見えるホームページ

最終的には、取材対象者を信頼できるかどうかですから、ホームページ内に、社長の人柄をうかがい知ることができる情報があるかどうかは重要です。

具体的には、プロフィールやビジョン、創業経緯などの情報です。

こういった人の顔が見えるような親しみやすい情報を掲載しておくことが重要です。

(4)ブログ記事や映像

要するに、コンテンツを掲載して欲しいのです。

その人がどういう人でどういう考えをしているのかを知りたいですし、取材のネタにもなるからです。

そうすると、企業の概要だけが掲載されている味気ないホームページでは、あまり意味が無いことになります。

特に、テレビ番組の場合は、映像を事前に確認したいという要望がある場合もあります。

これは、どういった話し方やキャラを持っているのかを確認したいからです。

ですから、ブログ記事と映像コンテンツが掲載されているホームページを目指したいものです。

(5)業界動向に関する記載

先に、ブログの話が出ましたが、ブログでもプレスリリースでも、業界動向に触れることは良いと思います。

と、いうのも、実際の記事や番組を見てみると、業界動向の括りで特集を組むケースが多いからです。

「デカ盛り飲食店」も、「世界に挑む町工場」も、一つの括りで報道されています。

決して、1社独占で報道されることはないのです。

そうすると、業界動向や同じことをやっている他社の事例も併せて記載しておけば、特集の中に組み込まれる可能性が出てきますから、オススメします。

(6)お客様の声の掲載

お客様の声といえば、「販売促進のため」というニュアンスが強いですが、実際は広報でも使えます。

要するに、商品に関する取材の場合は「商品の感想などを喋ってくれる取材先が確保しやすい」と判断されるからです。

特にこれが、大企業だとさらに良いです。

「大企業の導入事例はありませんか?」と聞かれることも度々あります。

必ずなければいけない、という項目ではありませんが、あるに越したことはない項目だと言えます。

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